私の推しは悪役令嬢。

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TVアニメ『私の推しは悪役令嬢。』先行上映&トークイベントオフィシャルレポート

9月24日(日)池袋HUMAXシネマズにて、TVアニメ『私の推しは悪役令嬢。』(略称『わた推し』)1~3話先行上映&トークイベントが開催された。

イベントに登壇したのは、レイ役の芹澤優さん、クレア役の奈波果林さん、ミシャ役の愛美さん、レーネ役の長谷川育美さんの主要キャスト4人で、進行役は、芹澤さんが担当。

大きな拍手で迎えられた4人は、さっそく3話までのアニメの感想を話していく。「シリアスとわちゃわちゃの緩急がすごい!OPテーマから『わた推し』ワールド全開で、そこでグッと持っていかれました」と奈波さん。続いて、「(レイとクレアのやり取りに)ニヤニヤしっぱなしですよね!これがずっと続くのだから、毎週癒やされるなって思いました」と愛美さんが言うと、「続くといいよね~」と、どこからか意味深な発言も……。長谷川さんは「アフレコのときから映像ができていたので、見ていて懐かしさがあったんですけど、OPとEDは初めて見たんです!テンションが上がる素敵な歌でした」と、レイとクレアが歌うOP/EDテーマを絶賛していた。

続いて、それぞれが演じているキャラクターについて紹介をしていく。レイ=テイラーは、ブラック企業で働いていたところから、自分の大好きなキャラがいる乙女ゲームの世界に転生したキャラクター。「目の前に大好きなクレア様がいる。クレアと一緒にいられる幸せを噛み締めているシーンが多かったですが、どんなにクレア様にあれこれ言われても動じず、むしろありがとうございます!と返していく。そんなレイを、私もハイテンションで演じさせていただきました」と芹澤さん。

貴族としてのプライドが高く、平民である主人公・レイを毛嫌いしている、悪役令嬢のクレア=フランソワについては、「からかいたくなるのが分かるな~っていうくらい反応がいいキャラクターなんです。レイに振り回されるけど、その中にも幸せを見つけていそうな、まんざらでもなさそうな感じがします」と、奈波さんが印象を語る。

ミシャ=ユールは成績優秀・容姿端麗なレイのルームメイト。「クールかと思いきや、乙女な一面も見せたりするんですけど、クレア様に対してもビシッと意見を言えたりするから、友達になりたいタイプです」と愛美が語ると、3人もそれに同意していた。

レーネ=オルソーは同級生ではなく、クレアが幼い頃からフランソワ家に仕えるメイド。「メイドと言っても、クレア様にも物申せるので、姉妹関係っぽいところがあって、癒やされるキャラクターです」と長谷川さんが説明。ここまで来て、クレアが、レイとミシャとレーネに何かしら言われていることに気づいた4人。やはり放っておけない、からかいたくなる空気を、クレアが出てしまっているのかもしれない。このあたりはぜひ、オンエアで確認してほしい。

その後、3話まででの気になるシーンを語っていったのだが、ここでは4人が軽快なトークを展開。アフレコは既に終わっていると話していたが、分散収録でもほぼこの4人で収録していたそうで、息もピッタリだった。ネタバレにないところだと、OPテーマ「レイジョアハンズ!! ~Raise Y/Our Hands!!~」とEDテーマ「O.C. ~Optimum Combination~」についての話で盛り上がった。EDテーマは仕掛け満載で、上映会では1話分だけが流れたが、実は各話で、その話に合った歌詞になるのだという。明るい曲調だが、物語と合わせて聴くと、特に後半は泣けてくるとのことなので、こちらも楽しみにしていてほしい。OPテーマは、いろんな細工が施されていて、芹澤さんと奈波さんが「謎ラップ」と呼んでいる、セリフっぽく歌っているものがメインのメロディの裏に重なっているのが印象的なので、じっくりと聴いてみてほしい。

続いてのトークでは、『わた推し』にちなんで、それぞれの推しが誰かを話していく。芹澤さんの「クレア様はもちろんのこととして」という前置きに、「そういう逃げ方するのね」と奈波さんがさらっとツッコむ。だがめげずに「1クール通してのエピソードを見ると、レーネ」と熱弁。すると長谷川さんも「実は私もレイなんだよね」と意外なカップリングが成立。「あれだけクレア様に好きだと言えるのが気持ちが良いのと、あれだけ言えるということは、希望を見出していないからだという切なさがある」と鋭い考察を披露。これにはキャストや会場もうなずくしかなかった。

続いて愛美さんは「クレア様。何だかんだ優しいし、周りを見ていて教養も抜群で乙女、最高の女です」と絶賛すると、奈波さんも「忖度なしなんですけど、私もミシャ推しなんです」と、ここでも相思相愛。「今日のイベントでも私がどれだけできない子か分かったと思うんですけど、ミシャみたいなしっかりしたお友達がほしいんです」と切実に訴える。それには、レイ役として少し悔しい芹澤さんも「奈波果林さんとミシャの相性って良いよね」と納得。この日も、細工を小細工と言い間違えたり、高い椅子に座れないとドタバタしたり、色んなところで天然さを発揮していた奈波さんなので、余計に説得力があった。

告知コーナーではこの日初解禁となる追加キャストも発表された。幼い頃からクレアの憧れの存在で「お姉さま」と呼んで慕っている重要キャラクター、マナリア=スース役を水樹奈々が演じることが分かると、会場からは大きなどよめきが起こる。そして最後は、キャストからメッセージが贈られる。

「アフレコが少し前だったので、久しぶりに3人に会えて、『わた推し』について話せて嬉しかったです。レーネは、今後いろんな顔を見せてくれるんですけど、今の段階では言えることが少ないので、放送が始まりましたら、レーネのことをもっともっと知っていただけたら嬉しいと思います」(長谷川育美さん)

「ミシャはレイの良き友として高頻度で出てくるので楽しみにしていてください。今後コスプレチックな回があって、そこはミシャ推しの方に見ていただきたいので楽しみにしていただけたらと思います。『わた推し』推してください!」(愛美さん)

「いろいろ考える機会をくれる作品であり、素晴らしい原作なのでこの作品に関われたことを幸せに感じます。収録が本当に楽しくて、それって画面から伝わるなと3話までを見て思ったので、その空気が皆さんにも伝わっていればいいなと思います。『わた推し』を推してね!」(奈波果林さん)

「やっと!やっと皆さんに届けることができて嬉しい気持ちです。制作スタッフ、そして原作チームの皆さんと最高の作品を届けようと作ってきました。後半はハッと思うシーン、グッと来るシーンもたくさんあるので、ぜひぜひ最終話まで見ていただければと思います。絶対後悔しないので、ぜひぜひ『わた推し』を推してください!」(芹澤優さん)

TVアニメ『私の推しは悪役令嬢。』は、TOKYO MX、BS日テレほかにて放送中!